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凪七瑠海主演・花組『蘭陵王』観劇…珍作に( ゚д゚)ポカーン [花組]







先日、
すでに千秋楽を迎えた、
かちゃさん(凪七瑠海さん)主演
『蘭陵王(らんりょうおう)-美しすぎる武将-』を、
観劇しました


ちょっと感想をどうしようか迷うに迷う、
なかなかの作品でしたけど、
年末に恒例の記事をアップする関係上、
触れないわけにもいかず…(^_^;)


今回はサラっといきたいと思います…
自組じゃないですし、
あまり厳しく言うのもなんなので…


という感じで、
私のテンションはダダ下がりの演目となりました


ただ、演じていた、
主演のかちゃさん始め、
花組生は素晴らしかったです!
そこは最初にきちんと主張しておきます


ここのところのお芝居は、
宙組さんに引き続き、
私の琴線には全く響かないものでした…


2作連続不作はさすがに辛いです…。・゚・(ノД`)・゚・。


救いは、
みりおくん(明日海りおさん)のコンサートかな
でも、あくまでもコンサートですからね!
ちょっと枠が違います…(^_^;)




ということで、
毎回お願いしていますけど、
感想は100人いたら100通りですので、
その辺りをご理解いただいた方のみ、おつきあいください


感動された方には、
共感できない内容ですので、要注意です!


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まず良いところから褒めたいと思います!


音楽がよかったです
特に、フィナーレの雅楽を取り入れたロック調の音楽は、
とても素敵でした…
これだけは、観に行って本当によかったと思える点!


さすがは、東儀秀樹さん!!
期待を裏切らない素晴らしい才能でした





あと、
かちゃさん、
音くりちゃん(音くり寿さん)の歌が素敵でした


特に、音くりちゃん!
女神のような透き通ったソプラノは、
ゆきちゃん(仙名彩世さん)を彷彿させる同系統の歌声なので、
ウットリで、耳が幸せになるひと時でした…


でも、本当にひと時だけでしたけど…orz
もっと歌って欲しかったなぁ…
私の今回の目的は、
音くりちゃんだったので…(´・ω・`)





よかったのって、これくらいかなぁ…


とにかくですね、
ストーリーというか、構成が全然よくなかったです
木村信司先生の良くない部分が、
めちゃくちゃ発揮されたって感じかなぁ…


まず少年期の蘭陵王は、
娘役さんや下級生の男役さんを使わず、
かちゃさん自身で演じてます


そこはいいんですけど、
なぜそうしたのかというのが、
おそらく、あきらさん(瀬戸かずやさん)演じる、
高緯との淡い恋…を2人で描きたかったんだということ


たぶんこれですよね…





今年はテレビで「おっさんずラブ」が大ヒットしましたし、
タイムリーではあったのかもしれませんけど、
BLはね…
表現を間違えてしまうと、
全然萌えないという典型を観た気がします




たとえば、
『ポーの一族』は、BLではないですけど、
そこはかとなく、
エドガーとアランの関係性にドキドキされましたが、
がっつりとした少年愛ではありませんでした


お互い、想う女性はいましたし…
孤独に寄り添える相手が、お互いしかいなかった…的な、
絶対的な絆感が心に訴えかけてくるわけです


でも、『蘭陵王』は違いました


蘭陵王が想いを募らせたのは、
紛れもなく高緯でした


もう少しドラマチックに描いてくれていたら、
感情移入できたのかもしれませんけど、
冒頭で言ったとおり、
とにかく構成が悪い!





このお芝居には、
語り部として、京三紗さんがお話をしてくれます


それはそれは、親切丁寧に、
恐ろしいくらいに細かく…(^_^;)
なんか説明をずっと聞かされていたような感じに陥り、
お芝居に没頭するどころか、
眠くなりましたよ…


京さんの話し方が、とても上品ゆえに、
眠気を誘うという…www
すごい逆効果でした


もう少し上手に宛がって欲しかったです
あ、京さんが悪いのではなく、
演出が悪いので、そこはお間違いない様に…




そして、
楽しみだった音くりちゃんのヒロイン・洛妃ですけど、
全然ヒロインじゃなくて、それもビックリ!
ただの女スパイですよね…(^_^;)
とても優秀な諜報部員でした…


それはそれは優秀でしたよ…忍者の如く…


蘭陵王の想いは、高緯にあるので、
女スパイ洛妃には、
諜報能力には惚れていたでしょうけど、
全く女性としては興味がなかったですもんね…
なんだか最後に、いつの間にか洛妃を愛していたとかなんとか…
え、いつ好きになったの?ってビックリでしたけど(^_^;)


音くりちゃんの悲しい女心も、
説明係の京さんで説明されまくってましたけど…
これってどうなの?


せっかくの大事な感情移入の箇所を台無しにしてました…





で、そのキーパーソンである高緯ですけど、
女役ではなく、単なるオカマ様…
見た目は綺麗なんですけど、ちょっとそれは…的な感じ
すごーーーく個性的な方でございましたよ…


私の敬愛するブログ様が、
『太陽王』のルイ14世の弟のよう、と表してましたが、
見た目はね、確かにああいう感じの部類なんですけど、
蘭陵王が惚れるわけですから、
そこはね…
もう少し美しい女性のような男にして欲しかった…


あきらさんがそういう役を演じられるって、
もうないでしょうから、
もっと美少年、美青年にして欲しかったです




やりようがあったとしか思えない、
演出と構成の悪さがてんこ盛りでした…



終始、( ゚д゚)ポカーン



本当に呆気に取られたままフィナーレでした…(^_^;)


しかも、
フィナーレがサクッと終わって、あれれ?って感じ
なにもかもが消化不良のまま幕が閉じました…


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先日『異人たちのルネサンス』をかなり酷評しましたけど、
『異人たちのルネサンス』の方が、全然マシです
つまらなかっただけで、
破綻はしてませんし、
なによりもフィナーレが素晴らしかったので、
全然マシです!


木村先生の『蘭陵王』は、
終始どうしてこういう演出なのか、
構成なのか、という疑問ばかり出てきて、
その上、語りばかりで眠くなるという…(^_^;)


ツッコミどころ満載の演目でした…


でもね、観に行ってよかったです
こんな駄作には、なかなか出会いませんからね
私的には、今年1番のダメっぷりでした


トンチンカンぶりさで言えば、
『CAPTAIN NEMO』ぶりかな
間違いなく珍作でした…
彩風咲奈主演の雪組『CAPTAIN NEMO』感想…不公平感がハンパない


せめて、フィナーレにもう少し見どころがあればなぁ…


『異人たちのルネサンス』観劇以来、
久しぶりにフィナーレの大事さを痛感したところに、
これですからね…
真風涼帆のフィナーレで全てを帳消しの大満足!宙組『異人たちのルネサンス』


せめて、終わりよければすべてよし、な感じで、
終わらせて欲しかったです
東儀秀樹さんの音楽が勿体なかったです…(´・ω・`)


でも、その音楽がある意味作品の質を、
若干でも上げていたので、
とても意味のある音楽ではありましたが…(^_^;)


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