愛希れいかの才能が素晴らし過ぎた『グランドホテル』

東京初日の週に、
月組さんの『グランドホテル』を観劇いたしました！


人間劇なミュージカルですけど、
さすが組力が素晴らしく、層の厚い月組さんでしたので、
とても素晴らしいミュージカルに仕上がってました！
本当に、ムラへ遠征しなかったことを大後悔です…


前回の『グランドホテル』の感想は、
るりかさん（美弥るりかさん）中心だったので、
今回は、
私の大贔屓のちゃぴちゃん（愛希れいかさん）についてです！


小川理事によると、トミー・チューン氏が、
ちゃぴちゃんをニューヨークに連れて帰りたい、
と大絶賛だった、という記事をネットで読みました
⇒参照記事：「宝塚歌劇団…観客動員数が２７０万人超え」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170112-OHT1T50117.html


確かに、ちゃぴちゃんは凄い娘役さんだけど、
これは単なるリップサービスだと思ってました
さすがのちゃぴ贔屓の私でも、
話半分くらいに受け止めてました！
アメリカ人は、いい意味で、
大袈裟に伝えますしねw


でも、実際観劇したら、
トミー・チューン氏のリップサービス、
半分本気かも、と思ったのでした…！


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ちゃぴちゃんの演じたグルーシンスカヤは、
かつては名プリマだった、今や落ちぶれたバレリーナです


年齢は劇中で、39才と言ってます


ですが、この時代（1930年前後）の39才って、
今よりも10才くらい年上な感じだと思います
なので、
49才くらいをイメージされるといいと思います
現代人は、みんな若いですからね


実際、少し老いを感じ、
人気もなくなり、技術にも陰りの出てきた、
グルーシンスカヤを、ちゃぴちゃんは見事に演じました！


プライドと貫禄があり、立ち振る舞いが初老の女性であり、
名プリマであるグルーシンスカヤそのものだったのです


そして、若い男爵（珠城りょうさん）に恋われ、
だんだんと惹かれていき、まるで少女のような可愛らしさも、
見事に表現されてました…





見どころは、何と言っても「デス・ボレロ」


支えるたまきちくんももちろんスゴイのですが、
その上でクルクルと回ってはポーズを取る、ちゃぴちゃんの凄さ！


全身バネのような筋肉なのでしょう！


同期のことちゃん（礼真琴さん）は、
黄金の筋肉と褒められたことがある、
と以前スカステでおっしゃってましたが、
ちゃぴちゃんの筋肉も、黄金で間違いないです！


娘役さんは、
男役さんに負担をかけないように、いろいろ工夫しなければならない、
というのを聞いたことがあります
そのため、宝塚を卒業後男性と踊る時に、
「もっと全身をかけていい」と言われて驚く、ともおっしゃってました


今回の「デス・ボレロ」も、
たまきちくんへの負担を少なくするために、
相当な筋力を使っているんだと思われます


そういうのを微塵も感じさせず、
観客を圧倒させ、満足させたのは、
たまちゃぴのなせる業でしょう！


この場面だけでも、何回もリピートしたいです！
あと、チャールストンですね♪





こんなに素晴らしい娘役さん、本当にいないです！
男役さんと対をなせるなんて、並みの才能では無理です


しかも、老け役…
それでいて、あの迫力と存在感は、見事というしかありません


たまちゃぴはお似合いなので、
観ていても安定感があって、それもいい感じだと思います


まさちゃぴは、
歌うまと名ダンサーのコンビという感じでしたし、
まさおくん（龍真咲さん）が、
ちゃぴちゃんを育てたのは間違いないでしょう


今なお、
その成長が留まることを知らないのが、
本当に末恐ろしいです


「マヤ、恐ろしい子…」（fromガラスの仮面）を地でいっているのが、
ちゃぴちゃんでしょう！


次回公演『ALL FOR ONE』の太陽王ルイ14世をどう演じるのか、
今からワクワクします♪


ちえさん（柚希礼音さん）→ゆりかさん（真風涼帆さん）→ちゃぴちゃん


凄い系譜です！
私的に萌え要素満載ですね♪


今のうちに、
たくさんちゃぴちゃんを堪能しておこうと思います！


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