闇に溶け込みながら圧倒的な存在感だった朝夏まなとのトート

宙組さんの『エリザベート』観劇からもう1週間経つんですね…
なんか早い(笑)
とてつもなく毎日が早いですww


観劇三昧とか、
かのちゃん退団とか、
ちえさんのドラマ出演とか…
超個人的ですけど、なんかいろいろありました…


この暑さの中、
宙組さんは宝塚大劇場にて熱演をされています
とにかく体調だけは十分気を付けて、
最後まで駆け抜けてください！

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宙組『エリザベート』ですが、
本当に素晴らしい公演でした！

まずは、超個人的ですけど、
『エリザベート』様、宙組におかえりなさーーい！！(笑)


私は、初代を生では見たことがなく、
初エリザが三代目の姿月あさとさんの『エリザベート』が初めてでした
お相手は、花さん（花總まりさん）のシシィ！！


私にとってのエリザベートは、
このずんはなが最高傑作なのです！！


だから、宙組での再演ちょっとワクワクしてました♪



今回の『エリザベート』は、20周年記念ということもあり、
まぁくん（朝夏まなとさん）のプレッシャーは
相当なものだったと思います


そして、実際にはそのプレッシャーを見事跳ね除けた、
素晴らしいトートを作り上げてました…


まずなんといっても、歌う声を変えてきたことです

まぁくんといえば、素直に伸びる歌声が特徴で、
これまでは、それが綺麗でとても合っていたと思います
王家が最高によかったですし…
シェイクスピアもしかりです


ですが、黄泉の帝王であるトート閣下を演じるには、
少し声が軽く感じられる可能性があったのかもしれません
それが悪いとは言いませんが、
変えてきたことで、闇の世界の住人度が格段に増しました


しっとりと低音で歌われるまぁくんは、
トートというキャラに深みを増し、
凄みと迫力を表現していました…


少し不安定な部分もあったので、
日々進化していくことと思います
東京ではより凄みを増しているんじゃないかと、
ワクワクして待っています


それと、もう一つ特出すべきだったのは、
すごく闇に溶け込んでいたということ…


まぁくんトートは、
「スッと現れていつの間にかいる」という得体の知れなさが凄かったです
その存在に気付いた瞬間、圧倒的な存在感を醸し出し、
この世の者ではない、という異質さを観客に与えていたと思います


だからこその、あの黒髪なんですね…
闇の帝王にはピッタリな漆黒の髪でした


しかも、この黒髪、
実はいろんな色に変わるんです
光が当たると、紫だったり、青だったり、白だったり…
すごく計算された髪型だったんですね…
舞台でその効果を体感すると、本当に見事です！


まぁくんのオーラと、
トートのオーラが本当にガッチリと融合していました



それと一番大事なシシィへの恋慕…
ここもよかったですね
シシィを思う瞬間は、少し人間に近づく感じでした
でも、シシィ以外の人間には黄泉の帝王そのもの…
このあたりの演じわけも素晴らしかった…


ラストのトートとシシィが結ばれるシーンでは、
ものすごい包容力を感じました



今回のエリザは、
本当に宙組全体を底上げした、
素晴らしい舞台でした
宙組全体がまさに一丸となった結果だと思います


その中心となるトートを演じたまぁくんは、
これまでとは全く異なるキャラであり、
超大作というプレッシャーもあり、
相当苦労されたと思いますが、
素晴らしい演技と歌で、我々観客を魅了しました


『エリザベート』という宝塚の宝物でもある演目に、
宙組エリザが新たな歴史の1ページになったことは見事ですし、
それを見届けられて誇らしいです…



歴代のエリザで、
私にとっての一番のトートは、ずんこさん（姿月あさとさん）、
美しいトートは、みりおくん（明日海りおさん）、
ということは変わりませんが（たぶん永遠に変わりませんw）、
まぁくんトートも凄く魅力的でした…
なんだろう、あの包容力かな？
包まれたら安心する、みたいな？？
闇に溶け込まれたいのかなw

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